一体いつのゲームだよ!
という古さですが、終わったので。(ちなみに2004年らしい)
二人の後輩(可愛い系&無表情系)から一人選んで、育成マネジメントするゲームです。
主人公の存在意義がいまいちわかりませんが、とりあえず可愛い後輩をいただいたり、彼らをダシに先生達にアプローチをかける係なんだと思います。
攻略キャラは後輩2人&先生6人、各専用CG9枚。
主人公は家族に比べて平凡という売りみたいですが、あらゆるルートでハイスペック。
様々な傷を抱えた攻略キャラたちを「説得」スキルでヒーリング。
カウンセリングゲームにも程があろうというもの。
更に、W攻略という名の二股システム搭載なので、同時に二人をカウンセリングしていただくこともできます。
二股されて傷ついたキャラに再び二股をかけられる鬼畜仕様。
二股したことによる修羅場等の表現は特になし。お陰で主人公の二枚舌ぶりがひどいです。
既読スキップもエフェクトスキップもないもっさりシステムに加え、キャラの位置を入れ替えただけのほぼ総当りエンディング(CGつき)がプレイヤーの心を荒ませていくこちらも鬼畜仕様。
更に引き継ぎなしの寄り道回収型キャラクター情報。
名前しか出てこない前回優勝者達の情報回収。
なんていうか、「長い時間遊べるシステムにすりゃいいってもんじゃない」、これに尽きます。
各キャラクターのルート一通り見てしまえば残されたものは作業のみ。
別に上げたパラメータごとにイベントやエンディングが変化するわけでもなく。(優勝/敗退はあるけど
インターフェースには凝った雰囲気がありますが、逆にそのせいでもっさりしています。
ギャラリーページはページごとに1枚1枚ウェイトをかけて表示するし、スケジュール画面等ではメニューが一項目ずつ画面にワイプインしてきます。
文字表示窓は学生らしさアピールなのか、原稿用紙風デザイン、スキップは文字を目で追える速度です。既読未読判定なし。
セーブは全10個、各データは選んだ後輩と日付、その時点での上昇パラを高い順に2つ、セーブした日時のみしか表示されません。
ただ、お陰でセーブデータは軽いです。
キャラデザは好みによりますが、私は結構好きです。
後ろからギュッという個人的萌えシチュが多くてよかったです。
問題は、年齢層若めのキャラクターのかきわけがほとんどされていないので、CGになると突如現れる主人公含め、夕焼けなどの色の判別が難しいシーンではキャラクターの判別も難しくなっています。
シナリオは、前述の通りカウンセリングゲーなことに加え、どのキャラクターも負っている傷が似ている上流れも同じようで、かなりハンコ。
ラブシーンのSEがどの部屋でも同じなのが微妙に笑いを誘います。
えー…原画さんのファンでない限りお勧めはできません。
が、原画さんのファンはとっくに発売当初に買ってそうですね。
フルコンプにはかなり根気が必要です。おつかれさまでした。

PR