第四章 手をとりあって 開始。
フィダック城が落ちたことでブランタはバクラム人の信用を失いつつあった。
更にドルガルアの娘を名乗る人物が新たな指導者として暗黒騎士団を従えて立ち上がった。
ここにベルサリアを指導者とするバクラム旧体制派、デニムを指導者とする反バクラム派という島を二分する対立の構造が生まれたのだ。
聖騎士ランスロットはそんなバクラム王都ハイムの地下に囚われていた。
その前に姿を現したのは、かつて自分が片目の光を奪った隻眼の暗黒騎士。
ローディスのやり方は人間の意志を無視しすぎると抗議する聖騎士に、隻眼の騎士は力なき人間の身勝手さを語り、一人の女を呼んだ。それが、かつてのカチュア、ベルサリア王女だった。
一方デニムはロスローリアンとその一員となってしまった姉の動向を探らせていた。
ハイムに聖騎士が囚われていることは知ることができたが、ローディスの目的もわからぬままうかつに進軍することもできない。
しかし時間がたてば覇王ドルガルアの末裔が力をつけていくのは明白だった。
そんな状態の中、ブリガンテスでフィラーハ教団の立てこもりが起きた。要求はバクラムへの投降。予想はしていたことだった。
デニムは彼らと話し合うため、単身丸腰でブリガンテスへ向かった。
途中、アルモリカに立ち寄ったデニムは、意識を取り戻したウォーレンから彼らの真の目的を聞き出した。
ゼノビアの騎士団、その本当の使命はローディスに盗まれたゼノビアの至宝、聖剣ブリュンヒルドを取り戻すこと──
ブリガンテスでデニムを迎えたのは、僧侶オリビア。彼女に案内された城内で見たものは、死の床についた父プランシーの姿だった。デニムはプランシーから、ベルサリア王女が姉カチュアとして育ったいきさつや、ブランタが彼女を利用して司祭になったこと、そして今また暗黒騎士に利用されていることを聞く。
カチュアを実の娘として愛し結果として戦乱のきっかけを作ってしまった父は、彼女を救い戦乱を終わらせるようにデニムに言い残し息を引き取った。
打ちひしがれるデニムに追い討ちをかけたのは、ブランタがプランシーの実兄であるという事実だった。
彼がカチュアとの記憶だと信じていたものは、バクラムのモルーバ大神官の四人の娘達とのものだったのだ。
娘達とは、セリエ、システィーナ、オリビア、そしてもう一人司祭ブランタの片腕シャリー。全ては運命だったのだ。
自分の戦いの根底を揺すぶられたデニムだったが、父の遺言どおりモルーバを探すことにした。
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なんだかどさっとイベントが来て、文章まとまりませんが、とりあえず
・二人のランスロットには以前から因縁があって聖騎士は自由側(Lだけど)、暗黒騎士は束縛側
・おそろいの首飾りはドルガルアが自分の子供のために贈ったもの
・実はセリエたちとは幼馴染みだった。けど覚えていたのは(名乗ったのは)オリビアだけ
・バクラムに虐げられて倒そうと旗揚げしたのに、実は自分がバクラム人でした残念!
って盛りだくさんでした。
4章からデネブお姉さんのショップ開店。ここぞとばかりに光のオーブを買っておく。高いので他の属性は結構悩みどころ…
あとなんかいきなりフリーバトルのレベルが上がってきついです。
ブリガンテスに着く前に満身創痍。かわりにようやくグリフォンを入手。ただカノープス&コカトリスと役割かぶってるんですよね…
ブリガンテスに着いても大変で、西が裏口と知らずに「前回南から入ったから~」と気軽に選んだら信用されずに武器なし単独殲滅戦とか無理ゲーに突入しました。
やり直して南から入っても信用されず、またもや武器なし単独殲滅戦…
防具も魔法もダメだと気付いたのはそれからしばらく後のことでした。
それまで戦闘では一度も外したことのない首飾りをまさかこのタイミングで外す羽目になるとは思わず、外した後に由来を聞いてまたショックを受けてみたり…
あと、王妃は結構可哀想でした。台詞の端々からプライドと嫉妬が滲み出ていて…この台詞書いた人すごいと思いました。
