セリエを仲間に加え、デニム達はフィダック城へ乗り込んだ。
すでに守る者のいない城で、デニムは思わぬ人物に遭遇する。それはロスローリアンの一員となった姉の姿だった。
暗黒騎士と共に城を逃げ出すカチュアを追おうとするデニムを、オズとオズマの二人が阻む。
彼らを倒した時にはすでにカチュアの姿は城にはなかった。
フィダック城陥落。その影でヴァイスがブランタに罪を被せられ処刑されていた…
第三章 駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚 幕。
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野心のために小賢しく動き回っていたヴァイスが、最後にはブランタに裏切られて死にました。
彼が最後に助けを求めたのはその場にいないデニムでした。
ゲリラとして戦いを始めたとき仲間だった一人は野心で身を滅ぼし、もう一人最愛の姉は今や敵の傀儡です。
「リーダーとは常に孤独なもの」…本当に孤独になってきました。
デニムはこれからどう動くんでしょうか。私としては、カチュアが自分からドルガルアの末裔としてヴァレリアを平和に治めるつもりならそれでもかまわないと思います。
カチュアの動機が孤独ゆえの暴走だとしたら、それは勘違いだと知らせられたらそれでいい。
ただし、ロスローリアンは追い出す。カチュアがロスローリアンの傀儡でいることを望むのならその時は…悲しい決断をするかもしれません。

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