新たな解放軍の主としてフィダックに戻ったカチュアは、あらためて王都ハイムへの進軍命令を下す。
そして兵士達が去った後、彼女はいつもの姉に戻り自分も参戦すると言い出した。
そんな彼女に無茶はしないと約束をさせ、デニムは同行を許すのだった。
ハイムへの進軍を前に、デニム達は沈没船の引き上げの話を聞き、グリムスビーの町へ立ち寄った。
そこで彼らが目にしたのは、コマンド・マルティムに殺されそうになる一人の男の姿だった。
見慣れない出で立ちのその男は、デニム達を目にすると一目散に駆け寄り助けてくれと叫ぶ。
どちらにせよ、ロスローリアンの暴虐を見過ごすことは出来ず、デニムは剣を手にとった。
マルティムを退けた後、デニムは助けた男…レンドルから詳しい事情を聞く。
なんでも、ロスローリアンが海底から引き上げていたのは銃であり、レンドルはそれを操れる数少ない技術士だというのだ。
けれど引き上げに成功した銃のうちの一つが盗まれ、彼は無実の罪をなすられて殺される所だった。
今回はデニム達の登場で助かったが稀少な銃士、いずれ再びロスローリアンに命を狙われるだろう。それよりはとレンドルは解放軍への参戦を望んだ。
グリムスビーの町にはたびたび空から盗賊が現れるという。盗まれた銃は彼らが持って行ったに違いない。
そのアジトをつきとめたデニム達はニムラハバの森へ向かった。
そこにいたのは、過去に二度バルバトスの配下としてデニムの命を狙ったビーストマスターのガンプ。
しかし、この時彼が従えていたグリフォンは、それまで常に伴っていたベルダとオブダではなかった。
彼らはこの戦乱で命を落としたという。目の前にいるのは彼らのの子供達だった。
勝敗はすぐについた。デニムの前に降参したガンプは、自分の命はどうなってもグリフォンの子供達だけは助けてくれと願う。
その姿を前にデニムは剣をおさめた。デニムにははじめからガンプへの恨みなどなかった。ガンプもまた戦乱の被害者なのだ。
共に戦おうと手を差し伸べたデニムに、はじめは鼻で笑ったガンプも、やがてその本気を信じ手を握り返したのだった。
解放軍がハイムに入ると、バクラム軍は騒然となった。
侵攻を防げなかったローディスを叱責するブランタに、暗黒騎士ランスロットはバクラムへの協力を打ち切ることを告げる。
退去しようとするランスロット達に、背後から剣を突きつけた者がいる。かねがねランスロットのやり方に不満を抱いていたコマンド達の裏切りだった。
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カチュアの命令シーンで、手前にいた四姉妹のうち一人分が汎用セイレーンだったのが残念です。
多分ここに本来はシェリーが入るんだと思います。死なせてはいないので、多分どこかで生きてるのだと信じたいですが。
モルーバ救出~カチュア救出の間に多分仲間にできるタイミングがどこかにあったのだと思います。もう4章開始のデータしか残っていないので今プレイで試す気も起こりませんが。
奥の汎用ウィッチの方は完全にわかりません。ウォーレンかもしれませんが、彼は記録者ですし死の近くには置けないような。
ところで完全にトップの首がすげかわっていて、なんだかもぞもぞしますよ…。
レンドル救出戦は、ハボリムやラドラムの時と比べて恐ろしく楽でした。
武器を持っていないせいか、彼の思考ルーチンが「我が命を惜しめ」になっていた模様で、戦闘開始後すぐに解放軍の後ろに隠れてくれました。子犬みたいで愛おしくなりますね!
少し回復してもらえると喜んで特攻していくやわらかハボリムややわらかラドラムに見習わせたいです。
まあ、ハボさんラドさんはその後の戦闘で群を突き抜けて使えるので、その為の過程と思えば面倒でも助ける価値十二分ですが。
ガンプは…2度の戦いでベルダかオブダが死ぬと凄く怒って逃げたり、人物説明が寂しさ大爆発だったので、どこかで仲間にならないかと二頭を殺さないようにして進めて来たんですが、誰だよもう、殺したの…。
ともあれガンプとJr.達は仲間になったんですが、騎士団の空きに余裕がありませんでした。なくなくリロードして空きを作ってから再戦、力加減誤ってガンプが死にました→リロード。
ガンプが死ぬと仲間にならないどころか銃も手に入らなくなるんですね。
ところで飛行Lサイズはすでにデニムの相棒のコカトリスがいるため、グリフォンもういらないんですが、さすがにJr.はオークションにかけたら鬼畜だよね…。
ところでレンドルの情報がレポートに上がってきません。
そして寄り道をして仲間を増やすたびに、騎士団立ち上げの初期メンバーが除名されていきます。
一番苦楽を共にした仲間に、顔グラがないだけでひどい仕打ちですね。

そういえば、この間TVでラグビー部だったかな、スパルタコーチVS放任コーチをやっていました。
このスパルタコーチは放任コーチのことをちゃんと認めていて、「でも放任だと時間がかかるんですよね」と言っていて、それが黒ランスVS白ランスに良く似ているなと思ったのでした。黒ランスも同じようなこと言ってましたし。
この試合については、前半スパルタ側の押せ押せでしたが後半放任側の巻き返しにあい、勝ったのは後者でした。
前半の様子に放任コーチもさすがに焦ったけど、彼が何か言う前に選手達は今後の巻き返しについてちゃんと自分達で組んでいて舌を巻いたとか。
これを見て思ったけど、黒ランス(スパルタ)の手段は限界が常に見えてるんですね。トップダウンというか、上から全て与えてそのとおりに進めるから。その代わり下手な方向へ行きにくいし、一番下も高レベルに保てる。対して白ランス(放任)側は、何も与えられないから悪い方向へ行くのも、それから脱却しようと思いつくのも自分達。だから伸びる場合は際限なく上へ行けるし、伸びない場合は全く伸びない。
共産主義と資本主義も似たような感じ? 私は社会科てんで苦手なのでとんちんかんなこと書いてるかもしれませんが…
ともかく、どっちがいい悪いじゃなくて、どっちが自分に合うかどうかなんだろうけど、その環境を与えるのは自分じゃない場合もよくあることってのがなかなか難しい問題ですね。
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