マルティムはランスロットを縛り上げ、その剣を奪い取った。
その剣の名はブリュンヒルド。暗黒騎士団が派遣された理由、その探し物はすでにランスロットの手にあったというのだ。
その罪を糾弾したマルティムらは、そのままブランタを見捨てて空中回廊へと逃亡した。
防衛手段をブランタは、今度はデニムへへつらった。
自分は利用されていただけで、ドルガルア亡き後のヴァレリアを守るために仕方なかったのだという。
けれどそんな言葉にほだされるデニムではなかった。なびかないと知るやブランタはデニムを罵り始める。
平民出のブランタが生きるためには戦乱を起こす他なかった。そしてそれは今のデニムも同じではないかと。
デニムは何も答えずにその首を落とした。
ブランタの死後、カチュアは兵士達にバクラム人を追い込まないよう厳命を下した。
今はバクラム人だウォルスタ人だは関係なく、ヴァレリア人として一丸となるべきなのだと。
そしてハイムを取り戻したことで、デニムはようやく聖騎士ランスロットとの邂逅を果たす。
しかし、それは悲しいものだった。廃人となったランスロットの姿にデニムは愕然とした。
守りたかったもの、守れなかったもの、これが自分の行動の招いた結果なのだろうか。
耐え切れずに逃げ出すカチュアの背を見送るデニムに、ランスロットの世話をしていた少女が一振りの剣を手渡した。
ロンバルディア、ランスロットの剣だった。
ハイム奪還にわく解放軍だったが、一方で嫌な噂も流れていた。解放軍に暗黒騎士団の二重スパイがいるというのだ。
雷雨のクリザローで、デニムはハボリムの告白を受けた。彼は実は元ロスローリアンだったというのだ。
驚くデニムにハボリムは全てを打ち明けた。彼がバールゼフォンの弟であること、両親の仇をとるためにこの島へ乗り込んだこと。
ローディスではロスローリアンを率いる教皇派と貴族達で構成される元老院とで対立が続いていた。
ロスローリアンに潜り込んだバールゼフォンは教皇派に感化され、元老院側の父に力添えを頼んだが拒否されこれを切り捨て弟に罪をなすりつけた。
その後元老院は教皇派に乗っ取られ、ハボリムは両目を潰され国外追放された。母は毒殺されていた。
復讐のために兄を追ってヴァレリアに乗り込んだハボリムは、この島で同じ戦いが繰り返されることを危惧し解放軍へと加わったというのだ。
今では解放軍に加われたことを誇りに思うと言うハボリムの言葉を、デニムは信じることにした。
空中回廊へと向かう前、デニムはふとかつてシェリーの口にしていた「禁呪」の存在を思い出し、コリタニにいるモルーバに尋ねた。
だが、モルーバの口は重い。
かつて統一戦争の折、ロデリック王が使い敵味方なく滅ぼしていった禁呪をモルーバはあまりよく思っていなかった。そして、デニムもその話を聞き、これの探索を断念した。
大きすぎる力を使いこなす自信は今のデニムにはなかった。ロスローリアンを倒すのには必要かもしれないが、その後どうするかを考えた時、それを手にすることの方が危険な気がしたのだ。
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ブランタが、司祭のくせにサモンダークネスを持っていると思ったら、出てきたのはエンジェルナイトでした。
見た目も綺麗だし変わったスキルを持っていたので、仲間にしたかったのですが、忠誠度が「全面的な信頼」だったので無理でした。
しかしその後モルーバに会いに行く最中に、ずっと可愛がっていたセイレーンがランダムエンカウントにて死亡。直後彼女はエンジェルナイトへ姿を変えたのでした。
はじめは喜んだものの、セイレーンです。魔法特化なのです。
今まで使っていた魔法は使えない上、そもそも使える魔法が少なく、更に弓をもたせてもウィッチ未満の攻撃力。装甲も実にやわらか。こいつぁやばい。
プレザンスに持たせていたスターティアラを奪い、これ
だけ唱えさせることに急遽決定。
いっきに使えないキャラへと進化(退化?)したわけですが、そもそもラドラム登場以降出番が急激に減っていたのでリロードせずレア度の方をとります。
禁呪は多分「自信あります」と答えて探索した方がゲームをしゃぶりつくせるんだろうけど、まだ一周目でやり込みプレイを望んでいるわけでなし、上でデニムの気持ちとして書いたように過武装は囚人のジレンマ的にもどうかと思う上、ゲームバランス的にも微妙なので今回は見過ごし決定。入手済みの暗黒禁呪の説明を見る限り、手に入れてもどうせ使わないでしょうし。
あとそろそろクリアしたい(一番の本音)。
聖騎士の件はある程度覚悟していたとはいえ、正直ショックでした。防げなかったのか、戻る日はあるのか、あとウォーレンどこいった。

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